世界の5大ハイジュエラーの一つに数えられる1837年創業のブランド。創業当初はジュエリーでは無く文房具を扱っていたのは有名な話です。ティファニーには敷居が高いイメージが無いのは個人的な感想としても、ブルーボックスに詰められた 「ティファニー」ブランドは非常に高い人気です。ティファニーと言えばオープンハートのネックレスは20年以上前からプレゼントの定番となっています。もしかしたら、そのおかげ(廉価なアクセサリーも販売している)で敷居が低いのかもしれませんね。ティファニーの名を一気に高めたのは、1886年に考案された「ティファニー・セッティング」でしょう。 6本の爪でダイヤモンドをシャンクから離して「吊る」ことで光を全方向から取り込み、凄まじい輝きを実現しました。そのセッティングの影響は婚約指輪と言えば真っ先に「ティファニー」の名前が挙がるようになったほどです。ティファニーのダイヤモンドにはこだわりがあります。ブリリアンス(白い輝き)、ファイヤー(虹色の輝き)、そしてシンチレーション(強いきらめき)が絶妙なバランスとなる最高基準に基づきカットされており、カラーは「I」以上を使用、クラリティーはグレードの境目にあるときには下位で判断するなどかなり強いこだわりを見せます。そしてわずか0.04%以下(宝石基準のダイヤモンドの中で)の本当に美しいダイヤモンドだけが、 ティファニーのダイヤモンドとして認められるということが高い基準を有していることを証明しているでしょう。ティファニーは独自の鑑定書を発行しています。通常はネガティブなイメージがつきまといますがティファニーに限ってはそんなイメージも抱かせないぐらいダイヤモンドに対して厳しく判断しております。ティファニーセッティングのイメージでラウンドブリリアントカットばかり気になりますが、ティファニーはファンシーシェイプのダイヤモンドも種類が豊富です。もしハート型のダイヤモンドの婚約指輪が希望でもティファニーを覗いてみると良いでしょう。もちろんプリンセスカットでも大丈夫ですよ。アフターサービスの面ではクリーニングは無料。サイズ直しなどは有償で行っています。ハイジュエラーとしては一般的なサービスだと思います。