プロポーズの際に男性から女性へ贈られる婚約指輪(エンゲージリング)。 そんな婚約指輪は、どの指につければ良いのでしょうか?
リングをつける指として定着しているのは左手薬指です。 しかし「この指じゃなきゃダメ!」という決まりがあるわけではありません。 古代ギリシャの「左薬指には心臓につながる太い血管がある」という言い伝えから左薬指に指輪をするようになったと言われます。 今でも心臓は心の象徴としてとらえられますが、心臓に近い左薬指に指輪をすることで、より心のつながりを感じようとしたのでしょうね。
これ以外にも 「薬指は普段あまり使わない指なので指輪が傷つきにくい」 「薬指は創造性を表す指なので、結婚生活が創造的なものになることを願って」 などが、左薬指に指輪をする理由として挙げられます。
「どの指につけてもかまわない」と言いましたが、指輪はつける指によって違った意味があります。10本それぞれの指を見てみましょう。
・右手親指
権力や権威、責任、現実を表します。有無を言わせないパワーを感じますね。
・左手親指
愛や信念の象徴です。思いの実現や揺るがない信念を持ちたいときに。
・右手人差し指
行動力の象徴とされます。集中力を高めたいとき、モチベーションを上げたいときにすると良いと言われます。
・左手人差し指
精神の安定を表す指です。不安をなくし積極的な行動ができるよう手助けしてくれるでしょう。
・右手中指
魔除けの象徴です。また中指は左右問わず直感やヒラメキをつかさどる指だと言われます。
・左手中指
協調性の象徴です。協調性を高めたり、気配りしたりする場合に良いと言われます。
・右手薬指
精神的な安定を表す指です。「恋愛のためにすると良い」と言われるようになったのは実は最近のようです。
・左手薬指
創造性と愛の象徴。愛や絆を深めたり、願いを叶える力があるとされます。
・右手小指
自己アピールや表現力を象徴します。さりげなくも存在感が光る位置です。
・左手小指
願い事や恋愛成就の象徴です。また、流行や変化を掴むためにも効果的だと言われます。
ペアリングである結婚指輪とは違い、女性だけがつけることも多い婚約指輪。 結婚指輪との重ねづけをしたり、気分や目的によってつける指を変えてみるのもいいかもしれませんね。 デザインや素材によってさまざまな種類があるので、パートナーと一緒によく相談して好みのものを選ぶのもオススメです。