ご両親への結婚挨拶、押さえておきたいマナーとポイント

ご両親への結婚挨拶

プロポーズなどを経て二人の間で結婚することを決めたら、最初にすべきことが双方のご両親への挨拶になります。ここでご両親に二人の結婚を認めてもらうのが、結婚準備の第一歩とも言えるでしょう。

このタイミングがご両親と初対面の場になるケースも少なくないかと思います。最初に良い印象を持ってもらうためにも、マナーを押さえておきましょう。

ご両親への挨拶は事前準備をしっかりと!

ご両親への挨拶は、まず女性側のご両親への挨拶で結婚の承認をもらい、その後男性側のご両親への挨拶を行うのが一般的です。 訪問の日程については、訪問の2週間前ほどを目安に連絡して調整しましょう。ご両親の都合に合わせるのが大切です。時間帯は基本的にあまり朝早くや夜遅くを避け、午後の早めの時間などを選ぶようにします。 挨拶に伺う日が決まったら、当日までに以下のような準備を進めておきましょう。

両親や婚約者についての情報を共有

二人の間で、あらかじめ自分の両親についての基本的な情報を伝えあっておきましょう。具体的には年齢や職業、出身地、趣味や好み、性格や考え方などについてです。特に注意した方が良い話題などについては事前に確認を。 あわせて、それぞれの親に婚約相手についての基本的な情報を伝えておくのもおすすめです。当日の会話がスムーズに進みやすくなります。

当日の身だしなみの準備を

当日着ていく洋服や小物を選んでおきます。必要であればクリーニングに出したり新調したりしておきましょう。基本的に、男女ともに派手すぎず清潔感のある服装を心がけるのがポイントです。また、美容室に行って髪型をきちんと整えておくと良いでしょう。 女性はプロポーズのタイミングで婚約指輪をもらっている場合、身につけるべきかは慎重に考えたいところです。挨拶には「結婚を認めてもらう」という意味があるので、身につけて訪問するよりも、持参しておいて結婚を承諾してもらった後にお披露目する形が無難かもしれません。

手土産の準備も忘れずに

挨拶の当日に持参する手土産は、あまり訪問先の近くで購入しては失礼にあたります。必ず事前に準備しておきましょう。 手土産はお菓子やお酒、フルーツなどが一般的です。ご両親の好みに合わせて、喜ばれそうな品を二人で話し合って選びましょう。

ご両親への挨拶、当日のポイントは?

ご両親への挨拶、当日の注意点は?

しっかりと準備をして迎えた訪問当日は、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。 当日の流れに沿ってポイントを押さえておきましょう。

訪問の時間は、2~3分遅れがちょうどいい

来客を迎える側にも準備があるもの。約束の時間より早く訪問してしまうと準備が整わず困らせてしまうかもしれません。準備を終えて一息ついてもらえるよう、約束の時間の2~3分後に訪問するのがベスト。ただし5分以上遅れそうな場合は連絡を入れるのがマナーです。

玄関先では軽く挨拶を

玄関に入ったら、まずは「○○と申します。本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます」とお礼と自己紹介をかねた挨拶をしましょう。家に上がる時には前を向いたまま靴を脱いで上がり、脱いだ靴を揃えて端に置くようにします。

全員が揃ったら改めて挨拶

部屋に通されたら、座る前に改めて時間を作っていただいたお礼と自己紹介の挨拶をし、その後手土産を渡します。渡す時には「お好きだとうかがったので」など、その品を選んだ理由を一言添えると良いですね。

歓談ののち、本題へ

挨拶の後は、出していただいたお茶などをいただきながら軽く歓談をします。最初は天候の話などから、趣味や家族、ペットの話など、場を和ませるような話題を選びたいところです。 いくつかの話題の後、いよいよ本題へ。男性、女性どちらの家であっても男性から切り出します。 「○○さんと結婚させてください」などとお願いの形で申し出るのがマナーです。

再び歓談ののち、頃合いをみて帰宅

結婚の承諾を得たら、その後は再び和やかに歓談します。訪問先での滞在時間は1時間半~3時間程度が目安となります。あらかじめ何時頃においとまするかを予定しておいて、話が一段落した時に「それでは今日はこのへんで」と男性から切り出しましょう。

帰宅後はお礼の電話を入れると好印象

当日、帰宅した後は、無事に自宅に帰ったことと時間を作ってもらったことに対するお礼を伝える電話を一本入れておくと好印象につながります。 はがきで手書きのお礼状を出すのも喜ばれます。

以上、ご両親への結婚挨拶のマナーやポイントについてご紹介しました。 ご両親とは結婚後、長くつきあっていくことになります。 きちんと準備して、挨拶の当日を迎えましょう。